2010年1月23日土曜日

ねふだ

値札には値札以上の価値があった方が良いとされるような、そんな昨今(値札に限らずだけれども)。
ぼくにはぼくなりに客の目を引く値札を作った。これが良いか悪いかは別にして。


紙を生物の形に切り取って影をつけていく工程は
いのうえしんたさんからの影響なのか、分からないけれど(やり始めてから、そう言えばと気がついた)、
なんとも言えないギャップがかわいい、そんな値札になったと思う。
実際に、チューリップを指差して笑ってる通りすがりの人もいたからね。

だけれども、僕のこうしたポップな行為を店長はあんまり手放しに喜んでいない感じだったり...?


今日は本を結構買った、と言ってもほとんどが古本の小説なのだけれど。
谷崎潤一郎『陰影礼賛』『刺青・秘密』
池澤夏樹『南の島のティオ』『カイマナヒラの家』
夏目漱石『こころ』
田中康夫『ブリリアントな午後』
武田泰淳『ひかりごけ』
こんなに買ったけれど、実は目的の本は置いておらずでした。
『ジェネレーションX』の作者が影響を受けたという、『なんとなくクリスタル』って言う田中康夫の作品。

読書感想文書きたいけれど、書きながら悦(レビューサイトにありがちな)に入りたくはないですね。
でも『陰影礼賛』は、本当におすすめなのです。
それこそ悦に入ったレビューを書きたくなるくらいに。
目からうろこの日本文化に関するエッセーでございます。

0 件のコメント:

コメントを投稿