2010年1月23日土曜日

ねふだ

値札には値札以上の価値があった方が良いとされるような、そんな昨今(値札に限らずだけれども)。
ぼくにはぼくなりに客の目を引く値札を作った。これが良いか悪いかは別にして。


紙を生物の形に切り取って影をつけていく工程は
いのうえしんたさんからの影響なのか、分からないけれど(やり始めてから、そう言えばと気がついた)、
なんとも言えないギャップがかわいい、そんな値札になったと思う。
実際に、チューリップを指差して笑ってる通りすがりの人もいたからね。

だけれども、僕のこうしたポップな行為を店長はあんまり手放しに喜んでいない感じだったり...?


今日は本を結構買った、と言ってもほとんどが古本の小説なのだけれど。
谷崎潤一郎『陰影礼賛』『刺青・秘密』
池澤夏樹『南の島のティオ』『カイマナヒラの家』
夏目漱石『こころ』
田中康夫『ブリリアントな午後』
武田泰淳『ひかりごけ』
こんなに買ったけれど、実は目的の本は置いておらずでした。
『ジェネレーションX』の作者が影響を受けたという、『なんとなくクリスタル』って言う田中康夫の作品。

読書感想文書きたいけれど、書きながら悦(レビューサイトにありがちな)に入りたくはないですね。
でも『陰影礼賛』は、本当におすすめなのです。
それこそ悦に入ったレビューを書きたくなるくらいに。
目からうろこの日本文化に関するエッセーでございます。

2010年1月22日金曜日

えっくす

ぼくらはポストX世代(1975~1987)。どんな世代でしょうか。
*この年代区分はぼくが今なんとなく引いただけです。あるいはポップス世代とか。
『ジェネレーションX』という本を読んで、なんてことを思ったのです。*年代区分は1960~1974
現代っ子はポストポップス世代。
わかんない、てきとうです。


天井から吊るしたワイヤーに花を一本ずつ固定していく(茎の切り口は保水された状態)。
それをショーウィンドの中に五本から十本くらい吊るし並べておく。
通勤通学の人たちが何気なくそれを見る。毎日見る。
ゆっくり着実に花々が枯れていくのをご覧いただきたい。
そんなインスタレーションを昨日の夜、思いついた。
早く実行したいです。


おばあちゃんに花を贈った。


こんな夜は本でも読んで寝よう。
池澤夏樹の『スティルライフ』がいい。たまに読みたくなる。
心は平穏でありたい。常に、非常に。

2010年1月12日火曜日

アル キョウガク スベキ ジタイ

女性のお客さんと店長のやりとりを見て
(驚愕すべきは人が花を送るという行為に対して、花屋がその意識を持ち合わせていないという事態である)、
なので、僕は、お客さんと一緒に花を作ろうと決意した(若いうちはね…と笑われても)。
それが、驚愕すべき事態を避けられる手立てと信じて。

あの女性客には僕は申し訳なくて仕方が無い。

お客さんに賢い消費をしていただくために、
僕は他の花屋さんを薦めることもあるでしょう。

2010年1月9日土曜日

さいかい

十二月の半ば過ぎに翻訳作業が終わって以来、
洋画のDVDを10本観て、ドストさんの『カラマーゾフの兄弟』をようやく読み終わり、
昨日、アバターを観にいって、3Dメガネによる頭痛を経て、今日、絵を再開した。

花の細かく大きな絵をこつこつと描いていきます、先はまだまだ長く、だけれども!



そんな矢先、『もののけ姫』
アシタカに影響されてか左腕がうずきだし、
なぜか別の絵の色塗りを始めてしまった…右腕で。
コピック、初体験。やっぱりなかなか難しい。